十日町市本町3丁目プラザコア2階の美容室SORAです。
髪にできるだけ負担をかけない施術法や、高機能な薬剤やケア剤を使用し、
ダメージケアに力をいれている美容室です。
19時までカット、カラー、パーマ、縮毛矯正の受付をしていますので、
お仕事帰りにもオススメです。
ネット予約で24時間365日予約ができます。
今回はコールドパーマ(通常のパーマ)による髪の痛みについてです。
パーマをすると髪が痛むと言われますが、実際は何が原因で髪が痛むのでしょうか?
パーマで髪が痛む原因は〇〇
パーマで髪が痛むと思われる原因は、パーマ剤に含まれる還元剤とアルカリ剤です。
・還元剤は、
1.髪の横の結合の一種を切ります。(還元剤は使用されている還元剤の種類や濃度などによってパーマのかかり方が変わります)
・アルカリは、
1.髪を膨潤(ふくらませる)させて還元剤を髪の中に入りやすくしたり、還元剤で切った結合を移動しやすい状態にします。
2.アルカリ剤の濃度によって還元剤のパワーを調整します。
美容室SORAでは2つの原因のうち、アルカリ剤の方が髪への負担が大きくなると考えています。
検証
パーマ剤のアルカリが髪を痛めるとしても、パーマ液のついている時間が短いとパーマはかかるのでしょうか?
今回はできるだけパーマ液(アルカリ剤)に触れている状態を短くなるように施術します。
今回使用した髪
カラーしていない健康毛です。ハリコシがあり、やや硬い感触があります。
ワインディング
15mmのロットにスパイラルに巻きました。
パーマ1剤塗布
パーマ液は、ph5.5の酸性チオをつけたあと、ph9アルカリチオを塗布しました。
一般的に健康毛はパーマがかかりにくいことがある為、パワーのあるアルカリチオを使いがちです。しかし、この選択はパーマ液に触れている時間が長くなってしまいます。
アルカリチオは、パワーがあるのは間違いないですが、アルカリ域だと髪の中に入りにくい性質の為、ある程度の放置時間が必要です。
酸性域だと髪の中に入りやすい性質があるのですが、パワーが弱いのでパーマをかける力が弱いです。
先に酸性チオを中に入れてから還元するphにするためにアルカリチオを塗布します。
この行程をすることで、アルカリチオ単品を使用するよりも短時間で髪の中に入れることができます。
中間水洗後
パーマの1剤を塗布してから5分で、水洗してパーマ液を落とします。
中間水洗をすることで、髪にパーマ液がついていない状態になります。
しかし、まだパーマのかかりは弱いのでこのままの状態で時間を置きます。
パーマ液は流しても、髪の中に入った還元成分は中に残った状態なので、時間を置いてパーマのかかりを調整します。
テストカール
中間水洗後、すこし時間を置きました。反応が進んでしっかりとパーマがかかっています。
酸化
リバースアクションをしてから、パーマ2剤で酸化します。
リバースアクションをすることで、効率的に再結合して未結合の状態を少なくすることができます。
パーマの持ちをよくしたり、手触りの低下を防ぐことができます。
ロットアウト
酸化後、ロットを外した状態です。
流し後
15mmの2倍のパーマがかかっています。
ドライ後
ドライヤーでパーマを崩さないように乾かしました。
手触りはパーマをする前と変わらず、ザラザラした手触りもなくサラサラとした感触です。
まとめ
パーマ液(アルカリ)に触れている時間が少なければ少ないほど髪のダメージは少なくなります。
検証結果を見てわかるとおり、パーマ液に触れている時間が短かくてもパーマはかかります。
また、硬い髪だからといって強いパーマ剤をつけて長い時間、放置しなくてもパーマはかかります。
今回は健康毛でしたが、カラーやパーマをしている髪はもっとデリケートな状態なので、ちょっとしたことで髪のダメージは進みます。
ダメージが進むと→さらに髪は痛みやすくなる。と悪い状態に進んでしまいます。
美容室SORAでは、パーマ液に触れている時間は5分~10分です。
また、使用している薬剤も低アルカリだけど効果的にパーマがかかるように調整しています。
パーマでのダメージが気になる方は一度ご相談ください。