パーマ、カラーなど薬剤を使う施術して、なにも除去する処理をしないと必ず薬剤の成分が残ります。
- カラーは、アルカリ、過酸化水素(オキシ)
- パーマは、アルカリ、還元剤
この成分は、施術行程や時間の経過である程度なくなるものもありますが、完全になくなるわけではありません。
アルカリと還元剤は特に抜けにくく、髪に負担を与え、スタイルのもちを悪化させます。
アルカリとは
アルカリは髪を膨潤(ゆるめる)させ、薬剤の浸透を良くしたり、カラーの過酸化水素と合わさることで髪を明るくすることができます。
しかし、膨潤した状態は髪にとって不安定な状態です。
この成分が残ったままで皮膜系のトリートメントをして髪をコーティングすると、手触りは向上しますが成分は抜け出にくくなります。
髪の中に長い時間とどまり髪にダメージを与えたり、カラーの染料が流出しやすくなります。
そして、トリートメントがはがれてくると、前以上にパサつきがでて手触りもわるくなってしまいます。
還元剤とは
還元剤は、パーマの1剤に含まれる成分で、髪の中の結合を切る働きをします。
2剤でこの結合を再結合することで髪の形状をかえて固定化することができます。
2剤をつけると還元剤は、ある程度効果を失いますが、完全に除去することができません。
還元剤が残ったままだと、パーマのもちが悪くなったり、髪に強いテンションをかけると跡がついてしまうことがあります。
美容室SORAでは、薬剤を使うすべての施術の中で数種類のケア剤を使用し、徹底的に除去しています。もちろん追加の料金はありません。
その時は、あまり変化がわからないことですが、積み重ねることで髪は確実にダメージしていきます。
美容室に行って、時間が経つとパサつきや、まとまりが悪くなる方は、一度ご相談ください。