クセの種類にもよりますが、水分を吸うことによってクセがでます。梅雨時期は湿気が多くなり空気中の水分を含んでクセがでます。朝しっかりスタイリングしてクセを伸ばしたとしても時間が経つとクセがでてしまいます。

・スタイリングが崩れやすい
ブローは、髪の内部の水素結合を利用して、髪の形を綺麗に整えています。水素結合は、水に濡れると切れ、乾くとその時の形を維持しながら結合します。(寝癖も同じ原理です)
梅雨の時期は、空気中の水分が多くなり、髪がその水分を吸収します。そして、水分を含んだ結果、水素結合が切れ、もともとのクセが出てしまいます。
特に、カラーやパーマを繰り返したダメージ毛やクセ毛は、髪の性質が親水毛となり水分を吸いやすくなっています。

・水分を吸って癖が出る。
1本の髪の中で、水分を吸い縮む所と、水分を吸わないのでそのままの部分があります。そのバランスが崩れたクセ毛のは、水分を吸うと縮む所によってクセ毛がでてきてしまします。

梅雨時期のスタイリングのもちを良くする方法は、
ウェーブスタイル(巻き髪など)なら、ベースにパーマをかけて水分を含んでもウェーブが出る状態にします。
ストレートスタイルなら、縮毛矯正などでクセを取り、水分を含んでもストレートの状態になるようにします。
水分の影響を受けても長持ちさせるには、スタイリングする前と、スタイリングした後でのギャップをなくすことが大切です。